作品は、紙を切って模様をつくり、うつわに貼り、スリップを施し、模様をはがす、
という方法で制作しています。
スリップは、グレーズのケミカルを混ぜて調合したり、ステイン(顔料)を入れたりして
テストを繰りかえしてつくったものを使っています。
それぞれの工程は特に独自の方法があるわけではなく、ごく一般的な方法ですが、
スリップの施しかた、クリーニングをするタイミングや回数、
焼成温度と焼き方(酸化/還元)などは、
使う土やスリップの特質に合わせて、それぞれ変えています。
たとえば同じ気温でも、時間をかけて乾かさないと模様が剥がせないスリップもあれば、
すぐ剥がせてしまうタイプのものもあったり。
そしてさらに気候などにも左右されたり。
それぞれに合わせたタイミングで作業しています。
最近ぐっと寒くなってきたので、季節の変化についていかれるよう、
ちょっと慎重にやらなくては、、、。
このボウルは、cone10、還元で焼成しています。