親友のカップ

早いもので2月も終わり。
新年のご挨拶以来久しぶりの記事になってしまいました。


前回の投稿からおよそ一週間後、親友が天国へと旅立ちました。

日本にいた頃、お互いに中途で同じ日に入社した唯一の同期で、
とても心強い存在でした。
その後会社を離れそれぞれ渡米。
でもいつも遠くに住んでいて、会えたのは数えるほどでした。

一番近くにいたのが彼女がSFにいた頃だったのですが、車で7-8時間の距離。
初めてSFのショウに参加した時、生まれたばかりの子供を連れて遊びに来てくれました。
そしてその翌年病気がわかって初めての夏、
SFでのショウの前に自宅をたずねお土産にしたのがこのカップでした。
もう6年前のことです。
気に入ってずっと使い込んでくれていたようでした。
(彼女の旦那さまが、彼女の訃報をフェイスブックに投稿したときの写真を
友人が転送してくれたものを拝借し、トリミングしました)

ここ数年、彼女は東海岸、私は西海岸と距離はありましたが、
昨秋、毎年出展しているRenegade Craft Fairの12月のBrooklynのショウに応募し、
そのとき再会するつもりでいました。
ところが落選してしまい、ブルックリン行きをキャンセル。
しかしながらその後主催者とのやりとりで通知は手違いによるものと知ったのですが
そこから色々手配するには遅すぎて断念することに。
会えなかったのはとても残念でしたが、
ショウの予定だった12月には彼女の体調が急に思わしくなくなり
キャンセルしたことで彼女をわずらわせずに済んだのは不思議な偶然でした。
結局、2015年の11月にマンハッタンで会ったのが最後となってしまいました。
最先端の高度医療の力を借りながらいつも力強く生きている彼女の姿に
わたし自身もとても励まされ、
このままさらに医療の進化が追いついてひょっとして良い方向に
向かっていけるのでは、、、と思っていたので本当に残念です。
クリスマスにはあたらしいカップを届けました。
そして最期まで愛用してくれていた、とお母さまが聞かせてくださいました。
彼女らしくずっとパワフルに生きていたので、今は安らかに休んでほしいな、
と思っています。

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