急須

陶芸スタジオで何年もご一緒していた方から
わたしのマグカップに興味があるという連絡をいただき、
とある夜、マグカップを持ってお宅にお邪魔することに。

実はスタジオに何年も通っていて何度もお会いしているにもかかわらず、
作業の様子は見ていても、お互いの完成品を見る機会が意外となかった、、、
ということが良くあります。

ちょっとしたきっかけで、
この人はこういう作品を作っていたのか、とか、

この作品はこの人のだったのか、ということが何年もたってからわかったり。

彼女はわたしの作品を知っていてくださいましたが、
わたしは彼女の完成品は数点ほどしか見たことがありませんでした。
今回ご自宅にお邪魔して、いろいろ作品を見せていただく機会にめぐまれました。

素晴らしい作品の数々で、特に急須はとても素敵なものを
たくさん見せてくださいました(すごく謙遜されていましたが)。
わたしのマグカップを購入くださるということだったのですが、
マグカップ数点と急須をエクスチェンジさせていただくことに。
そして我が家にやってきたのがこの急須です。


Lさんは日系の方でアメリカで生まれ育っていますが、
日本にお住まいだったこともあるとのこと。
わたしよりも日本の文化のことをよくご存知です。

近くの陶芸ショップに、灰をふりかけて焼成する窯があり、
よくスタジオの仲間がその窯で焼いてきた、という話をしていたりするのですが、
この急須はその窯で焼いたものとのこと。
他の急須も素敵で、一つに絞るのが大変でした。

最近は制作は家にこもりがちでスタジオには足が遠のいていたのですが、
またたまには行きたいなぁ、と思った夜でした。


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